めくる日々
子供達と一緒に、出会った絵本達の思い出をストック親指姫
評価:★★★★★ これはアンデルセン童話の一つであり、 管理人は大ファンでアンデルセン童話の原作英語版を持っていて、 ほぼ原作のストーリーのままなのだ。 チューリップから生まれた親指くらいの大きさの少女が、 奇妙な体験を経て、最終的には花の王子様と結婚して、 めでたしめでたしだが、その間の遭遇は、 冒険にも似たスリルが満ちていて、 子供には疑似体験を感じさせられる情景だ。 親指くらいのサイズもまた日本人好みで、 お姫様と来れば、もう外せない一冊だ。
つるのおんがえし
評価:★★★★★ これも日本昔話の一つであり、周知されたお話である。 大雪の中で助けられた鶴が、美しい娘となって、 助けた人に恩返しをする為にやってくる。 ところが、助けた人については、 日本各地において色んな言い方がある。 おじいさんに助けられ、子供のいない老夫婦の娘になるとか、 若者に助けられ、その青年の嫁になるとか、 青年の嫁になって、子供まで授かったとか・・・ その為、絵本の中身も出版社によって違ってくる。 管理人のうちでも、仕方がないから数種類の絵本があり、 娘にどうして、同じお話なのに、助けた人が違うの? と聞かれて、あたふたしてしまった。 各地方の言い伝えが違うと言っても、子供にはわからない。 ストーリーとしては、美しく切なく、 インパクトのあるお話なので、何度でも読みたくなる。
かぐやひめ(竹取物語)
評価:★★★★★ 日本昔話でも、最も古いお話のようである。 大抵は赤ちゃんの時から読み聞かせられる絵本だ。 世にも美しい娘がたった3ヶ月で成長し、 5人の男の求婚を退け、月へ帰って行く話しで、 現実離れしたミステリアスな要素がたっぷりで、 古くから、だれもが夢中になった話しだ。 文学的には通称「竹取物語」で、この場合、 絵本とは全く違う趣旨の内容も多々ある。 例えばかぐや姫、実は男嫌いと言う噂があるとか、 月に住む宇宙人だとか、求婚者の男を食ってしまったとか、 如何に沢山の人がこの話しに興味と憧れを持っているか。 大人が読んでもおもしろいので、 下の方にウィジェットを設置しておく。覗いてみて下さい。
ごんぎつね
評価:★★★★★ これも世界名作童話に並ぶほどの日本名作童話である。 兵十とごんと言うキャラクターを通して、 それぞれ違った環境にある双方のすれ違いで、 悲劇的な結末を迎えることを描写している。 絵本にもなっているが、映画にもなり、 小学校の教科書にも載っているほどだ。 双方が全く違う動物だから、お互いに分かり合えない前提が、 より容易に子供に理解させることができる。 それぞれの生活環境においてのそれぞれの思いは、 子供にも痛いほど分かるのに、そのお互いがすれ違っていく。 さて、双方が同じようなものだったら、どうでしょうか。 例えば人間、国の違い、宗教の違い、言葉文化の違いで、 お互いに分かり合えずに争うのは現代にまで続いている。 それでも、生きてさえいれば、いつか分かり合えるのに、 兵十は自分の感情を暴走させ、ごんを殺してしまい、 分かり合える道を絶ってしまう。 愚かな人間だけしかできない業。 ぜひ大人たちも子供たちと一緒に読んで欲しい作品である。 大人の視点から見て、大人の思考で考えて見て下さい。 この話しはもっと深〜いものがある。
ねずみのよめいり
ねずみのよめいり (日本昔話、嫁、強い、相応、結婚) 評価:★★★★☆ 日本昔話の一つで、知らない人はいないでは? 世界で一番強いものの嫁になりたいねずみさん。 だけど、世の中って、相互作用で繋がっているので、 それぞれの得意とする分野はあるけど、 絶対的に強いものってないのよね。 それが回りに回って、ねずみは結局ねずみと結婚した。 身分相応と言う言葉があり、別に身分制度社会の事ではない、 己を良く知り、自分の相応しい環境の中で、相応しい行動をする。 日本的な思想ですよね。 お話としてはとっても良くできているので、 ぜひ幼稚園から読み聞かせてあげたい一冊だよ。
あらしのよるに
評価:★★★★★ ある嵐のよるに出会った狼とヤギ、 本来の自然界では喰うか喰われるかの相手だが、 なんと、真っ暗でお互いの姿が見えない故に、 友情が生まれ、お互いの本来の姿が分かっても、 その友情は続くのだ、あり得な〜い(^○^)でもない話し。 野生動物に育てられた人間の話し、 天敵同士でもちょっとしたきっかけで共存する話し、 稀にだが、本当に現実にある。 この愛らしい二人(二匹?)のキャラクタもそうなのだ。 時には和やかに、時にはユーモラスに、時には切なく、 人間のように、複雑な感情と考えが交差しながら、 なんとかして、友情を維持しょうとするいじらしさ。 世界名作童話に勝るも劣らないこの作品の作家が、 なんと、日本人なんだね〜。 子供に限らず、大人にもぜひ読んで欲しいストーリーよ。 ちなみに、あまりにも人気があり、 当初1部で完結した作品が、現在では7部作もある。 と、言う訳で、その他シリーズ作品はこちらを見て下さい。
おおかみと7ひきのこやぎ
評価:★★★★☆ グリム童話の一つであって、 最後の方は狼のお腹をチョキンチョキン。 えーっ、これ、子供に話していいのー? グリム童話の殆どが、ストーリーなりの相応しい応報がある。 それが残酷だの、大人向けだのと評されて来たが、 現実社会を考えれば、これは子供に必要な免疫である。 残念ながら、人間社会は数千年経っても争いは絶えないし、 人間以外を見ても、常に弱肉強食である。 自分の子供を温室に入れて育てると、 社会に現実に直視できなくなり、ニートが生まれる。 まず心の強さを育て、それから本当の優しさが生まれる。 優しさだけでは、判断を誤り易いし、 肝心な時に決断が鈍る。 ずっと日本社会のぬるま湯で生きていけるなら別ですが、 子供に国際社会で役に立って欲しいと願うなら、 グリム童話を沢山読んでから、 正しい行動の取り方を教えよう。
娘が初めて小学校で読んだ絵本達
本文中の評価対象は全て上記から購入できます。 100万回生きたねこ 評価:★★★★☆ 教育番組の童話の世界でも、このお話を見た。 100万回生きたという事は、同じ数ほど死んだという事である。 問題はその死に方だ、それぞれ関わった人間のエゴが見えて来る。 この絵本は地味なストーリーだが、 読めば読むほど、考える問題が増えて来る。 子供の成長に連れ、その都度読むことを薦める。 ひゃくまんびきのねこ 評価:★★★★☆ 同じ猫でも、こちらは外国の絵本。 やはり日本の絵本と雰囲気が違う。 子供のいない老夫婦が、100万匹もの猫のなかから、 1匹だけ選んで飼うのだが、さて、なぜその猫でしょう。 個性について考えられる。 にじいろのはな 評価:★★★☆☆ 虹色の花びらをもつ花が、困った人に1枚ずつ花びらをあげ、 冬になると、とうとう花びらがなくなってしまった。 花びらのなくなったにじいろのはなの傍で虹が現れ、 次の春になると、虹色の花はまた咲くのだった。 娘は「この虹色の花はすっごくやさしいお話だよ」と言っていた。 ふしぎなおきゃく 評価:★★★★☆ 最初はちょっとミステリアスにストーリーが進み、 えっ?どうして、それからどうした?次は? と子供たちは引き付けられていった。 ネタがばれたあとに、子供たちに感想を聞いて見てください、 それぞれの年齢で異なる答えがあり、成長を感じさせられる。 ろくべえ、まってろよ 評価:★★★★☆ これは小学校低学年の教科書にも載ったお話で、 穴に落ちた子犬のろくべえを通して見える人間模様。 子供たちは一生懸命にろくべえを助けようとするところが、 純真無垢で愛おしい。 大きくなってからまた繰り返し読んで欲しい。 そこには、深く掘り下げていけば、 現代社会が抱えるような問題があった。 クレヨンのはしご 評価:★★★★☆ 子供に相応しい情景のストーリーで、 娘は既に何度も読んでいた。 最初は幼稚園の年中で、彼女にはとても新鮮だった。 紙もないのに描けるクレヨンへのあこがれ、 描いたはしごは登られて、雷の国で遊園地も作ってしまう。 ちょっとしたトラブルがあっても、無事に帰ることが出来た。 小学校の音読でわざわざこの絵本を選んだのも、 分かる気がする。
オズの魔法使い
評価:★★★★★ ドロシーと一緒に冒険するあまりにも有名なお話。 世界的名作だけあって、実に多くの出版社が取り扱い、 多くの画家が絵を描いているね。 私は娘に買ってあげた時はまだ幼稚園の年中さんだったので、 ポプラ社の絵本サイズのものを選んだ。 娘は今でも繰り返し読んでいる。 何しろ、「魔法」、「友達」、「一緒に〜」、「〜の国」など、 女の子を引き付けるキーワードとシチュエーションがた〜くさん。 そろそろ買い替えの時期かな〜(^^♪ 小学生向けに作られた漢字も少し使った文面のに。 欲を言えば、そのうちに興味を持ってくれたら、 英語版のも持たせてあげたい(*^^)v